起業して約2年が経った
ブログ名の通り、よっぽどのことがない限り更新しないのだけど、よっぽどのことがあった。
起業した、そして2年が経った。 最近は起業しろするな(引き抜くな)など論争があるけれど、1つの経験談としてだれか1人でも参考になればいいなと思う。
現在の状況
- eishisという会社を2016年11月に立ち上げる。
- 社員と役員(自分のみ)合わせて7名、業務委託やアルバイトの方合わせて15名ほど。
- 受託開発がメイン。WebAR/VRの研究や自社サービスもいくつか出している。
なぜ起業したのか
色々あるけど、『好きな人たちと一緒に働きたかったから』が一番だと思う。
今は本当に自分が良いなーと思う人だけとしか働いていないので、毎日楽しい!
働き方の柔軟さ、仕事の楽しさ、雰囲気なども自分の理想の環境を実現できるという点も良い。
大変だったこと
もともとフリーランスだったけど、やはり人を雇うのと一人でやるのでは全く違う。
「社員を残業させない」ということを決めて守ってきたけど、この規模で守っていくのは本当に大変。
また一人ひとり当然悩みも色々あったりする。どんなに自分に余裕がなくても、社員と向き合うというのはしんどいこともある。
これはもう「覚悟」なんだろうなーと思う。
お金に関しても毎日キャッシュフローとにらめっこしている気がする。
毎月の給料日が怖いし、昇給もかなり大きい会社なのでそのたびにひえーってなる。
それでも頑張れるのは自分が決めた道だから、という覚悟なんだろうなーと。
起業に向いている人
多くの起業家の悩みはお金か人かに集約されるけど、中でも人に関する悩みが1番だと思う。
感じるのは、『人がとことん好き』か『人に興味がない』かのどちらなのかなと思う。
自分は圧倒的に前者で、従業員のことが大切すぎるから、どんな大変なことがあったり無茶言われても何とかできる。
ただ周りの起業家の人は良い意味でドライな人のほうが多い気がする。人の問題で喰らうダメージは少ないので、ある意味羨ましくもある。
今後目指すところ
IPOもバイアウトも全く興味がないので、今のまま楽しく、でもレベルは高い会社にしていきたい。
また人は大切にし続けていきたい。
従業員には「客観的に見てうちの会社を選び続けてもらえる会社にしたい」といつも言っている。
情で引き止めるのではなく、給与も仕事内容も働き方も、客観的に見てもうちの会社で働きたい、と思ってもらえるようにし続けていきたい。
今は離職者0だけど、とはいえこれから出てくるんだろうなぁ(そしてそのときは凹むんだろうなぁ)